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魚の感情や痛みについて考える
2008/04/01

動物たちの喜びの王国(ジョナサン・バルコム/著、土屋 晶子/翻訳)という本を読みました。
動物たちが喜びを感じるのかということについて書かれていますが、中でも魚について触れられていて、アクアリストにも興味深い本ではないでしょうか。
気になる箇所があったので一部引用。
ジェニファー・マザーは飼育しているマダコの一種が自分のところにやってくる科学者や写真家にねらいを定めて水を噴射する様子を記した。そのタコはマザー自身や彼女のアシスタントには水鉄砲を浴びせたことはないのだ。一方、マザーの研究所のあるマダコは逃げ出そうとする寸前に、彼女が水槽のふたをぱんと閉めて逃亡を阻んだため、それから二週間というもの、マザーか、彼女がいつもすわる観察用スツールに水鉄砲を浴びせつづけた。こうしたタコの行動が好意的感情もしくは否定的な感情のどちらから生まれるにせよ、彼らはそれぞれの大賞を識別でき、かなり長期にわたって記憶を保つことがよくわかる。
タコでさえ人間を区別できるんだったら熱帯魚も区別ができるような気がします。そういえばうちのグッピーは自分以外の人間が水槽に近づいても餌をねだらないような…気のせいか?(;´Д`)
グッピーのつがいの相手選びも、これまでに考えられていたよりも柔軟性に富み、「本能に組み込まれている部分」ばかりではないと科学者たちは言い始めている。
ルイビル大学(ケンタッキー州)のリー・ドガトキンの研究によれば、メスのグッピーはほかのメスが好ましく感じるオスを自分も選ぶという。メスは他のメスが選ぶのをじっと観察してから、「あの娘の彼氏に私も決めた!」と叫んでいるようなところがある。こうした行動は心が空っぽではできない。意識がなければ、他の個体を詳細に調べ、比較し、記憶し、認識したり、微妙な区別をつけたり、決定を下すことももちろんできないのだ。彼女達のオスを見る目は非常に厳しい。
グッピーがメスがオスを選ぶ瞬間を見た事はありません。これを読んでじっくり観察したくなりました。魚でもモテる魚はモテるんでしょうか。

他にも魚も不快な刺激を避けようとすることや、人間と同じように痛みを感じたときにこれを和らげるエンケファリンやエンドルフィンを作り出すことなどから痛みを感じたりしているといったことも書かれていました。
魚は痛覚がないと言われていますが、寄生虫や病気で体をこすりつけたりする行動をとったりするので魚たちにも不快さを感じたり、逆に美味しい餌で喜びを感じたりしていると思えます。
魚たちが快適な環境で生活できるよう、飼育方法についてもっと勉強するべきだなーと考えさせられました。
…その前に死なせない飼育をしろ!というツッコミがあの世からありそう…(;´Д`)


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